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2023年5月28日(プレミアリーグ時代)に撮影されたキングパワー・スタジアム内部

キングパワー・スタジアム観戦記 — 3部でも完売のシーズンチケット、レスター売却額論争

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サイト運営者が直接執筆するプロスポーツマーケティングインサイト2026-09-22 · 閲覧 174
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目次 · 読了時間 約6分
  1. 売却手続きと買収レース
  2. 財務構造から見る売却の背景
  3. 売却額をめぐるバリュエーション論争
  4. 3部リーグでもシーズンチケット完売 — ファン基盤という資産
  5. KBO・Kリーグと比べてみると
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キングパワー・スタジアム観戦記 — 3部でも完売のシーズンチケット、レスター売却額論争 — カードニュース 1/5 キングパワー・スタジアム観戦記 — 3部でも完売のシーズンチケット、レスター売却額論争 — カードニュース 2/5 キングパワー・スタジアム観戦記 — 3部でも完売のシーズンチケット、レスター売却額論争 — カードニュース 3/5 キングパワー・スタジアム観戦記 — 3部でも完売のシーズンチケット、レスター売却額論争 — カードニュース 4/5 キングパワー・スタジアム観戦記 — 3部でも完売のシーズンチケット、レスター売却額論争 — カードニュース 5/5

先月、このブログでレスター・シティが売却市場に出たというニュースを一度取り上げました。

そのときはキングパワー・スタジアムの独特な命名権構造と売却発表そのものに焦点を当てましたが、それから1か月あまりが経ち、売却手続き自体に具体的な進展があったので、今日改めてレスターの状況を確認してみることにしました。

買収候補による一次提案書の提出期限が過ぎ、実際の買収希望者の名前がメディアに上がり始め、球団オーナー側の公式声明まで出ました。

同じ球団を二度取り上げる形にはなりますが、今回は「売却発表」そのものではなく、その後1か月間で実際に交渉がどう進んでいるのかを、現役マーケターの視点で見ていく意図的な続報です。

売却手続きと買収レース

レスターを所有するタイのスリヴァッダナプラバ家のキングパワー・グループは、9月14日を買収希望者による一次提案書の提出期限と定めました。

各報道を総合すると、少なくとも3つのコンソーシアムが買収レースに参入しているとみられ、スコットランド系インド人実業家ニール・ラル氏が率いる「バラト・コンソーシアム」(投資家4人が持ち分を25%ずつ分け合う構造)が最初に名乗りを上げ、この夏ダービー・カウンティの買収が頓挫したサウジのエンターテインメント・ボクシングプロモーター、トゥルキ・アルシェイク氏も候補として名前が挙がっています。

売却の主幹事を務めるシティグループは、前回の投稿で紹介した通り「プロジェクト・ラインアップ」という名称で売却案内資料を配布し続けています。

興味深いのは、その翌日、9月15日に出た球団の公式声明です。

キングパワーが球団に貸し付けていた850万ポンド(約163億ウォン)のローンを株式に転換したという内容で、この知らせが広まると、一部では売却が取り消されるのではないかという憶測も流れました。

しかし地元レスター専門メディアはこの措置を、シーズンの運営予算を踏まえた通常の財務対応と解釈し、実際の売却交渉とは切り離して見るべきだと指摘しました。

マーケターの立場から見ると、オーナーが完全に手を引く売却と、シーズン運営を支えながら新しい買い手を探す売却とでは、送っているシグナル自体が違います。

キングパワーがこの時点でもクラブ運営に実際の資金を投じているという事実は、少なくとも今すぐ安値で投げ売りしようとしている状況ではないという意味に読み取れました。

キングパワー・スタジアム正面のLCFCバナー、ビチャイ・スリヴァッダナプラバ元会長の肖像入り(2022年4月撮影)

出典: Geograph Britain and Ireland (Mat Fascione) · CC BY-SA 2.0 · 2022年4月5日撮影 — ビチャイ・スリヴァッダナプラバ元会長の銅像除幕式(4月4日)の翌日に撮影された写真で、オーナー一族への追悼バナーとみられます

財務構造から見る売却の背景

前回の投稿でレスターの放映権収入が3部リーグ降格後どれほど急減したかはすでに取り上げたので、今回は売却交渉のテーブルに実際に上がっている数字を見ていきます。

あるメディアの分析によると、レスターの銀行借入は1億360万ポンド(約1,982億ウォン)、2023年から2025年までの3年間の累積損失は1億8000万ポンド(約3,443億ウォン)を超えています。

一方で、売却対象に挙がっている資産、すなわちキングパワー・スタジアムとシグレイブ・トレーニングセンター、ベルギーの姉妹クラブOHルーヴェンまでは、すべて完全に自己保有している資産だという点も同じ分析で指摘されています。

「負債は大きいが資産は完全に自社保有している」というこの構図が、逆説的に買収候補が絶えず集まる理由にもなっています。

レスター・シティのオーナー、キングパワー・グループの本業であるバンコクの免税店(2024年10月撮影)

出典: Wikimedia Commons (Chainwit.) · CC BY-SA 4.0 · 2024年10月26日撮影 — レスターのオーナー、キングパワー・グループの本業であるタイの免税店

売却額をめぐるバリュエーション論争

売却額をめぐる見方の違いも鮮明です。

キングパワー側が提示した希望額は2億ポンド以上(約3,825億ウォン)ですが、元サンダーランド取締役でサッカークラブ経営に精通するチャーリー・メスヴェン氏はあるポッドキャストで、キングパワーは実際には1億4000万ポンド(約2,678億ウォン)程度での売却も検討していると聞いたと明かしました。

同氏は、この金額でさえクラブの実質的な負債と資産価値を踏まえれば慎重に見るべきだという趣旨も付け加えています。

現役マーケターとして見ると、この売却額をめぐる論争自体が興味深いところです。

プレミアリーグの枠はわずか20しかなく、こうした売り物件自体が市場になかなか出てこないため、価格が伝統的な企業価値評価の方法よりも希少性と買い手側の待機需要によって決まる傾向があるというのが、複数の分析に共通する見方でした。

3部リーグでもシーズンチケット完売 — ファン基盤という資産

売却交渉とは別に、ファン層の数字はむしろ興味深いものでした。

前回の投稿で2026-27シーズンの成人一般席シーズンチケット価格が404ポンドで据え置かれたと伝えましたが、球団の公式発表を改めて確認すると、今シーズンのシーズンチケット2万3500枚がすでに完売していました。

3部リーグに落ちた球団のシーズンチケットが完売したという事実は、成績やリーグの格に関係なく維持されるファンの力を数字で示している部分です。

海外のスタジアムレビューサイトに積み上がった評価を見ても、リーグの格とは関係なく施設自体への評判は総じて高い水準を保っていました。

キングパワー・スタジアム内のレスター・シティ・ファンショップ内部

出典: Wikimedia Commons (Thomas Dahlstrøm Nielsen) · CC BY-SA 4.0 · キングパワー・スタジアム内のレスター・シティ・ファンショップ内部

2023年5月28日(プレミアリーグ時代)に撮影されたキングパワー・スタジアム内部

出典: Geograph Britain and Ireland (Elliot Smith) · CC BY-SA 2.0 · 2023年5月28日撮影(プレミアリーグ時代)

KBO・Kリーグと比べてみると

韓国にも、降格後にファン基盤が揺らがなかった例があります。

城南FCが2016シーズンを最後に初めて2部リーグ(当時のチャレンジリーグ)へ降格した際、当時の報道によると、2017年1月時点でのシーズンチケット販売ペースは、1部リーグだった前年同時期よりむしろ2倍以上速かったそうです。

子ども・ファミリー向けの販売が5倍以上に伸びた点も目を引きます。

降格が必ずしもファン離れにつながるわけではないという点で、レスターの事例と重なる部分がありました。

ただ、最も大きな違いは球団そのものが売却市場に出ているという状況です。

韓国のプロスポーツはほとんどが親会社が球団を長期保有する構造なので、今回のレスターのように実際の買収候補が競い合い、シティグループのような投資銀行が売却手続きを主導する光景は、見慣れないものに感じられます。

売却交渉が実際にどうまとまるのか、そして新オーナーのもとでも今のようなシーズンチケット完売の流れが続くのかは、今後も見守っていきたいところです。

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