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ヤクルト対巨人のナイター中に明治神宮野球場の外野後方で花火が上がり、観客がスマートフォンで撮影している様子

明治神宮野球場 観戦ガイド — 行き方、英語チケット、村上春樹が小説を志した二塁打

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サイト運営者が直接執筆するプロスポーツマーケティングインサイト2026-10-18 · 閲覧 113
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目次 · 読了時間 約19分
  1. 村上春樹は神宮の外野で何を見たのか — 1978年開幕戦、デーブ・ヒルトンの二塁打
  2. ビニール傘はなぜ「東京音頭」に合わせて揺れるのか — 空席を埋めようとした1980年代のアイデア
  3. 東京ヤクルトスワローズはどんなチームか
  4. 明治神宮野球場への行き方とチケットの買い方 — 球団・球場の公式案内に基づく
  5. 観客数とチケット — 71試合198万人、5位のシーズンでも平均観客数が保たれた理由
  6. グルメとグッズ — 神宮グルメと海外の決済手段
  7. 再開発 — 100歳の球場はどうなるのか
  8. 蚕室球場と比べてみると — 2チームが使う球場とテナントの球場
  9. シーズンが終わった今、行ける場所
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1926年10月22日は、ヤクルト球団が公式ニュースで明治神宮野球場の竣功日として記している日付です。Wikipediaには開場日が10月23日と書かれていて1日の差がありますが、どちらにしてもこの球場は4日後に満100歳を迎えます。

球団は明治神宮外苑創建100年記念オークションを10月12日から3回に分けて開催しています(12~18日、19~25日、26日~11月1日)。

2026年シーズンのレギュラーシーズンはすでに終わりましたが、球場では大学野球が続いていて11月には記念試合も組まれており、記念日を前にした今こそ、この球場を落ち着いて整理するのによい時期だと考えました。

この記事では、球場にまつわるエピソードと応援文化、チームの紹介に続いて、球団の公式案内に基づく行き方、英語サイトでのチケットの買い方、価格と持ち込みルールをまとめます。

そのあと、チームと観客数のデータ、グルメとグッズ、再開発計画、ソウル・蚕室(チャムシル)との比較、今行ける場所を、マーケターの目で読み解いていきます。

ヤクルト対巨人のナイター中に明治神宮野球場の外野後方で花火が上がり、観客がスマートフォンで撮影している様子

写真:Adc95 · 出典:Wikimedia Commons · ライセンス:CC BY-SA 4.0 · 2025年4月20日のヤクルト対巨人戦の試合中

村上春樹は神宮の外野で何を見たのか — 1978年開幕戦、デーブ・ヒルトンの二塁打

村上春樹は、1978年4月のセ・リーグ開幕戦をヤクルトファンとして、神宮球場の外野フェンスの向こうの芝生の斜面でビールを片手に観戦したと、自ら振り返っています。

相手は広島カープで、1回裏に先頭打者のデーブ・ヒルトンがレフト方向へ二塁打を放った瞬間、「小説が書けるかもしれない」という考えが空から手のひらに舞い降りてくるように訪れたといいます。

この話は本人のエッセイを紹介したLiterary Hubの記事に出てきて、WBEZの報道も同じ開幕戦とヒルトンの二塁打を伝えています。

試合が終わると新宿で原稿用紙と万年筆を買い、仕事から帰って台所のテーブルで書き始め、その原稿がデビュー作『風の歌を聴け』になったそうです。

この球場は村上の短編「ヤクルト・スワローズ詩集」にも登場し(Wikipediaによると2020年の短編集に収録)、2023年6月には神宮外苑の再開発に反対する考えをラジオで語ったというAP通信の報道もありました。

村上が座っていたという芝生の斜面が今も同じ姿なのかは、確認できませんでした。

現役のマーケターとしてこのエピソードがうらやましいのは、球団がつくったわけではない物語が球場に結びついている点です。

開幕戦の1試合が世界的な作家の出発点になったという物語は、広告費では買えない種類のものです。

ただ、私が開いた球団の公式案内ページの中には、このエピソードを前面に出しているところは見つかりませんでした。

ビニール傘はなぜ「東京音頭」に合わせて揺れるのか — 空席を埋めようとした1980年代のアイデア

神宮の象徴である傘応援の始まりは、ささやかなものです。

球団公式の観戦ガイドは、1980年代に空席が目立った神宮球場を少しでも埋まっているように見せたくて、応援団の岡田さんがファンに傘を持ってくるよう呼びかけたのが始まりだと説明しています。

傘を振るタイミングは2回あります。スワローズが得点したときと、7回、つまりラッキーセブンです。

得点が入れば入るほど、スタンドが傘の花で彩られるという説明も添えられています。

そこで流れる「東京音頭」は1933年にこの題名で発売された曲で、もともとヤクルトの歌ではありませんでした。

Numberの記事は、この曲が現在の千葉ロッテマリーンズの前身である東京オリオンズの応援歌だったと伝え、当時は傘ではなく大きな旗を振っていたという元応援団員の証言を紹介しています。

つまり傘応援は、曲と道具がそれぞれ別の時期に合わさってできた文化だということになります。

雨の日に傘をさした人々が通り過ぎる明治神宮野球場の外観と7番入口のチケットボックス

写真:ウィ貴公子 · 出典:Wikimedia Commons · ライセンス:CC BY-SA 4.0 · 2025年4月1日、雨の日の7番入口チケットボックスの前

現実的な注意点がひとつあります。

球団の観戦ルールは、雨の日はレインコートやポンチョを使うよう求めていて、傘を使うときは周りのお客様に配慮すること、状況によっては使用の自粛をお願いすることがあると記しています。

同じガイドでも、レインコートのほうが後ろの席の視界を遮りにくいと勧めています。

応援用の傘と、雨の日の傘は別物として考えたほうがよい、ということです。

東京ヤクルトスワローズはどんなチームか

Wikipediaによると、このチームは1950年1月12日に日本国有鉄道(国鉄)が保有する国鉄スワローズとして始まり、1965~1968年のサンケイ新聞の保有を経て、1970年にヤクルト本社が買収してヤクルトアトムズになりました。

ヤクルトスワローズという名前は1974年から、「東京」がつく現在の名前は2006年からで、神宮を本拠地にしたのは1964年からです。

セ・リーグ優勝は1978年、1992年、1993年、1995年、1997年、2001年、2015年、2021年、2022年の9回で、日本シリーズ優勝は1978年、1993年、1995年、1997年、2001年、2021年の6回です。

2022年には村上宗隆が56本塁打を放ち、王貞治が打ち立てた日本人打者のシーズン最多記録(55本)を超えました。

韓国のファンにとっては、林昌勇(イム・チャンヨン)がプレーしたチームとしてなじみがあるはずです。

今シーズンは池山隆寛監督の1年目で、NPB公式記録によると61勝80敗2分け、セ・リーグ5位で終えました。

応援席は、チケットを買う段階から分かれています。

球団チケットサイトの座席案内によると、外野のホーム側と一塁側の「応燕」席はスワローズ応援専用席で、他チームを応援したり、そのチームのユニホームや応援グッズを着用したりする行為が禁止されています。

外野はホーム側とビジター側に分けて販売され、ビジター側はレフト方向です。試合によってはレフトの一部がホーム側として販売されることもあるので、初めて行く外国人は席を選ぶときにホームかビジターかの表記を必ず確認したほうがよいでしょう。

明治神宮野球場への行き方とチケットの買い方 — 球団・球場の公式案内に基づく

この項目は、2026年10月18日時点で球団・球場の公式ページを直接開いて確認した内容です。

ブログの感想は使っておらず、公式ページで見つからなかった項目は見つからなかったと書きました。

まず行き方です。球団の球場アクセス案内によると、最寄り駅は東京メトロ銀座線の外苑前駅3番出口で、徒歩約5分です。

JR中央・総武線の信濃町駅は約12分、都営大江戸線の国立競技場駅A2出口も約12分で、JR千駄ケ谷駅と青山一丁目駅1番出口はそれぞれ約15分です。

球場専用の駐車場はなく、車で来る場合は絵画館駐車場を使うよう案内しています。

日曜・祝日は神宮外苑の円周道路が9時から17時までサイクリングコースになるため、交通規制がある場合があることも書かれています。

球場の住所は東京都新宿区霞ヶ丘町3-1で、試合の予定や雨天中止は球場の自動音声電話(0570-03-5589、24時間)でも確認できます(球場公式サイトによる)。

チケットは2つのルートがあります。

日本語の公式サイトスワチケは、試合と座席を選んで枚数を決めると最長9分30秒のあいだ座席を確保してくれて、支払いはクレジットカード(3Dセキュア2.0の登録が必須)かセブン-イレブン・ファミリーマートでの支払いから選びます。

受け取りはQRチケット、コンビニ発券、配送が可能で、カード決済とQRチケットの組み合わせなら手数料は0円です。コンビニ発券は1枚165円、配送は1件990円で、決済完了後はキャンセルできません。

海外で発行したカードがこのサイトで使えるかどうかは、公式ページでは確認できませんでした。

外国人には、球団が別に用意している英語のチケットサイトが現実的です。

球団の英語ページによると、このサイトは指定席の電子チケットを販売していて、支払い方法はApple PayとGoogle Payのみ、購入後に確認メールが届き、試合当日はチケットを表示できる端末か印刷物を持っていけばよいとされています。

サイトの紹介文は、会員登録なしで購入でき、入場はQRチケットで行うと説明しています。

2026年シーズンでは期間ごとの発売日が土曜日の午前11時でしたが、2027年シーズンの日程と販売計画はまだ確認できていません。

前売りが完売した場合は窓口販売はありませんが、そうでなければ試合当日に7番ゲート(16時から)と9番ゲート(14時から)のチケットボックスで買えます。

デーゲームは10時から16時まで(または試合終了まで)開いていると案内されています。

夜にライトアップされた明治神宮野球場の外観とチケット窓口、7番入口前のつば九郎の人形

写真:ウィ貴公子 · 出典:Wikimedia Commons · ライセンス:CC BY-SA 4.0 · 2025年9月18日

価格は固定の表ではありません。

球団の価格案内ページは、2026シーズンは価格カテゴリーがなく、席種ごとの初期価格をベースに、需要に応じて価格が動くダイナミックプライシングで販売すると説明しています。

ダイナミックプライシングは第3次先行販売から適用され、それまでは初期価格で固定、価格は原則1日ごとに変わります。通路側の席のように、座席ごとに別の価格が付くこともあります。

球団の座席・価格ページに載っている2026シーズンの初期価格の範囲は次のとおりです。

ネット裏のSS指定席が5,700~6,700円、一塁側・三塁側のS指定席が4,700~5,900円、A指定席が4,900~5,800円、B指定席が3,900~4,700円です。

外野はA指定席が2,600~3,400円、B指定席(大人)が2,100~2,900円、いちばん安いC3指定席(大人)が1,900~2,700円で、子ども料金は外野でおよそ800~1,700円です。

企業名のついたスポンサーシートは、伊藤忠SDGs SEAT(カウンター)の5,700円から伊藤忠プレミアムシートの9,900円からまで幅があります。

初期価格は試合ごとにこの範囲の中で変わり、座席の位置によっては範囲を外れることもあるとのことなので、目安としてだけ見てください。希望の席を選んだ画面に表示される価格がその日の答えで、2027シーズンの価格はまだ確認できていません。

席を選ぶときに知っておきたい点がいくつかあります。

パノラマルーフB指定席と外野A・B指定席にはグラウンドの一部が見えない「見切れ席」が含まれていて、初期価格が200円割引になり、スワチケと球場窓口だけで販売されます。窓口で買う場合、割引は対象外です。

子どもは4歳からチケットが必要で、子ども料金は4歳から中学生までが対象です。

内野席と「スワって応燕シート」では、投手が投球動作に入ってからの立ち上がっての応援は禁止されています。

入場前のルールも知っておくと安心です。

球団の観戦ルールによると、ペットボトルと水筒は持ち込めますが、ビン・カン・アイスボックスは不可で、ベビーカーは入口で預ける必要があり客席には持ち込めません。

有料コインロッカーは一塁側5入口、三塁側10入口横、センター16入口にありますが、使える数と保管容量に限りがあるため、大きな荷物は来場前に預けておくよう案内されています。

再入場はチケットを見せればできますが、手荷物検査をもう一度行う場合があります。

応援用の旗は旗竿を含めて65cm以内、応援ボードは縦横60cm以内で、笛・太鼓・トランペットなどの楽器は許可を受けた応援団以外は禁止です。試合中のフラッシュ撮影もできません。

昔は入口で缶飲料を紙コップに移し替えてくれるサービスがあったという感想が今も出回っていますが、球団はこのサービスを2020年シーズンで終えたと明記しているので、その感想は古い情報です。

マーケターの目で見ると、この購入の流れでいちばん高いハードルは決済手段です。

英語サイトで会員登録をなくしたのは賢い選択ですが、決済をApple PayとGoogle Payに限っているため、この2つを使わない来場者は日本語サイトに移らなければなりません。

球団が外国人需要を意識して扉を開けているのは確かですが、そのハードルがどこにあるのかは、一度点検してみる価値があります。

観客数とチケット — 71試合198万人、5位のシーズンでも平均観客数が保たれた理由

NPBが発表した2026シーズンの球団別入場者数で、ヤクルトは本拠地71試合に1,987,529人、1試合平均27,993人でした。

2025シーズンは72試合で2,011,972人、平均27,944人でしたから、総入場者数は24,443人減りましたが、試合数が1つ少なかった影響が大きく、平均は49人増えています。

セ・リーグ6球団の中で平均観客数は、阪神(41,644人)、巨人(39,762人)、中日(35,687人)、DeNA(32,383人)に続く5位で、広島(26,899人)がすぐ後ろでした。

同じ期間のNPB全体の入場者数は27,177,247人で3年連続の過去最多を更新しましたが、セ・リーグの合計は14,623,953人と前年(14,720,171人)より減りました。

NPB全体が過去最多の観客数を記録した年に、61勝80敗のチームが平均を保ったということは、成績以外の理由で来る観客がいるという意味かもしれません。

傘応援と都心からのアクセスのよさがその理由ではないかというのが私の推測ですが、それを裏づける球団のアンケート資料は見つかりませんでした。

広告インベントリの面では、球団チケットサイトの座席一覧が目に留まります。

伊藤忠プレミアムシート・ペアシート、マイナビシート、パラマウントベッドシート、ファミマBOXシートのように、企業名のついた座席が並んでいます(2026年10月18日確認)。

球場名そのものが神宮の名前のままなので、ネーミングライツ契約は私が調べた範囲では確認できず、代わりに座席単位でスポンサーを細かく分けて売る構造に見えます。

Wikipediaはこの球場を明治神宮の所有と記していますが、名前を売りにくい構造の代わりが座席スポンサーだという解釈は、私の推測です。

グルメとグッズ — 神宮グルメと海外の決済手段

球場のグルメをまとめた神宮球場グルメサイトで、球場オリジナルのメニューは、唐揚げ「じんカラ」が800円、まぐろコロッケ「じんコロ」が800円、カツサンド「じんカツ」が900円です。

レモンサワー「じんレモ」は800円、オリジナルコーヒーは500円で、球場内は内野・外野・球場外周・キッチンカーのエリアごとに店舗が分かれています。

選手プロデュースのメニューもあり、石川雅規投手の炭火照り鶏重が1,300円、サンタナ選手のチーズケバブ「ロ~ングポテト」が1,400円、丸山和郁選手のホウレン草チキンカレーが1,300円でした(いずれも2026年10月18日確認)。

2025年9月の写真記録には、マスコットの名前がついた和牛バーガーが1,100円で写っています。

包み紙にくるまれた和牛バーガーのバンズの上面にマスコットの顔が焼き印されている様子

写真:ウィ貴公子 · 出典:Wikimedia Commons · ライセンス:CC BY-SA 4.0 · 2025年9月22日、当時の価格1,100円は同じ写真の説明によるもので、現在のメニュー価格とは異なる場合があります

行列が長いときのためのモバイルオーダーもあります。ただし2026年8月25日のお知らせを見ると、席まで届けてくれるサービスは、指定の座席(企業スポンサーシートやパノラマルーフ席など)で球場外周のキッチンカーのメニューに限られます。

自分で受け取りに行くピックアップは外野15入口のポップアップ店舗1か所が対象で、混雑時は提供に時間がかかる場合があると書かれています。

グッズは、球団の英語ページに直営店が4か所紹介されています。

外苑前駅から球場へ続くスタジアムストリートにあるスタジアムストリート店、信濃町駅から球場へ向かう道の神宮第二球場の敷地にあるつば九郎ストア、6番入口横の神宮球場店、16番入口の内側にある外野ストアです。

後ろの2店は、スワローズのホームゲームの日だけ開いています。

支払いは現金、クレジットカード、電子マネーに加えて、PayPay、WeChat Pay、Taiwan PayなどのQR決済に対応していると書かれています。

チケット側では決済のハードルをお話ししましたが、店舗側はアジアからの来場者の決済手段を幅広く受け付ける方向にすでに開かれているところが対照的です。

再開発 — 100歳の球場はどうなるのか

この球場を今のうちに訪れるべき理由は、再開発計画にもあります。

再開発事業の公式サイトの計画ページは、三井不動産、明治神宮、日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事の4者が進めるこの計画の全体完成時期を2038年(予定)と記していて、新しい野球場は現在ラグビー場がある場所に建てられると説明しています。

同じサイトのよくある質問は、現球場はいつまで利用できるのかという問いに、2033年にホテル併設の新球場の完成を予定していて、それまでは現球場をできるだけ利用できるよう競技の継続性に配慮しながら利用期間を決めていくと答えています。

このFAQには、総事業費が3,445億円で、樹高3m以上の樹木の伐採本数が619本とも書かれています。

伐採本数は2022年8月の公表時点では743本でしたが、新球場とイチョウ並木のあいだの距離は2024年9月に約8mから約18.3mへ広げる方針が決まりました。

nippon.comが2023年の記事で伝えた総事業費3,490億円と2035年度の完了見込みは、現在の公式の表記とは異なります。公式FAQは、2025年9月の事業計画変更に事業費とスケジュールが反映されたと記しています。

nippon.comによると、順番は第二球場の解体、新ラグビー場の建設、現・秩父宮ラグビー場の解体、新野球場の建設、最後に現・神宮球場の解体で、現球場の跡地には中央広場と文化交流施設ができる計画です。

新球場でヤクルトがどう使うのか、現球場の正確な最後の使用時期は、公開資料では確認できませんでした。

反対意見も根強くあります。

nippon.comの記事は、高木の伐採とイチョウ並木の根の損傷への懸念、住民による事業認可の取り消し訴訟を伝えていて、公式FAQも訴訟が起こされていることは承知していると述べており、村上春樹の反対発言は上で引用したAP通信の報道に載っています。

公式の説明どおりなら、現球場は新球場が完成する2033年までできるだけ使われることになりますが、使用の終了時期は確定して公表されていないので、100年の歴史ある球場を味わいたい外国人の来場者は、訪問を先延ばしにしないことをおすすめします。

蚕室球場と比べてみると — 2チームが使う球場とテナントの球場

韓国で似た悩みがいちばん早く現実になるのが、ソウルの蚕室(チャムシル)です。

ソウル市は2023年9月に、蚕室野球場を2025シーズンのあとに解体し、3万席のドーム球場を2032年の開場を目標に建てると発表し、その間にLGと斗山が使う仮の本拠地が見当たらず、議論になりました。

その後、日程は変わりました。

2026年10月12日付の報道によると、蚕室野球場は今シーズン終了直後の2026年12月から解体に入り、LGと斗山は2027年から2031年までの5シーズン、ソウルオリンピック主競技場を改修した仮設球場で本拠地試合を行ったあと、2032年から新しいドーム球場を使います。

ニューシスも、7月のオールスター戦の記事で同じ日程を伝えていました。

2つの球場は、再開発という共通点のもとで、それぞれ異なる弱点を抱えています。

蚕室は1つの球場を2チームで分け合っているため、工事期間中に2チームの本拠地の観客をどこに置くかが問題でしたが、神宮は神社が所有する球場にヤクルトがテナントとして入っている構造で、新球場での立場はまだ公開資料からは見えません。

ヤクルトが本拠地71試合で198万人の観客を集めたのは、この不確実性の上での出来事です。

ソウルでも東京でも、再開発の期間にファンをつなぎとめる仕組みを事前に設計したほうが勝ちます。

シーズンが終わった今、行ける場所

レギュラーシーズンが終わったので、今の神宮でヤクルトの試合を見ることはできません。

代わりに、球場公式サイトの日程ページを見ると、この記事を書いた10月18日にも東京六大学野球の秋季リーグ戦が予定されていました。

11月7~8日の早慶戦は、球場の公式お知らせによると、内野指定席とファミリー・ペアシートは10月24日10時から3つのプレイガイドで試合当日の14時まで販売され、球場での当日販売はありません。

内野自由席と外野席は球場で当日販売され、2試合とも内野自由席が約4,500枚、外野席が約2,000枚です。

11月14日(土)13時には、明治神宮外苑創建百年記念奉納試合として、東京六大学選抜とヤクルトの選手たちが対戦します。

一般販売は9月12日に始まり、当日券は「未定」と案内されていて、現在の販売状況は確認できませんでした。

11月19日から24日までは第57回明治神宮野球大会が開かれ、当日券は一般2,000円、学生800円(中学生以上、学生証の提示)で、ファミリー・ペアシートを除いて全席自由席と案内されています。

東京ドームの隣にある野球殿堂博物館では、企画展「明治神宮野球場100年」が2026年9月5日から11月24日まで開かれています。

観覧料は大人800円、65歳以上と高校・大学生500円、小・中学生200円で、月曜日は休館です(祝日などは例外あり、10時~17時、入館は閉館の30分前まで)。

球場創建時の外壁と、現在のスコアボードビジョンのLEDモジュールも展示されると紹介されています。

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